ポルシェ911GT3 RS改良新型(ジュネーブモーターショー2018) (c) Getty Images

ポルシェは3月6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2018において、改良新型『911GT3 RS』を発表した。

同車は、ポルシェ「911」シリーズの自然吸気エンジン搭載のトップグレード、「911GT3」をベースに、さらなるサーキット性能を追求したスパルタンモデル。2015年春のデビューから3年が経過し、ジュネーブモーターショー2018では、改良新型モデルがワールドプレミアされた。内外装は、専用仕立て。大型のリアスポイラーなどを採用し、エアロダイナミクス性能を追求した。軽量なバケットシートも装備される。

リアに置かれる自然吸気の4.0リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンは、最大出力を500hpから520hpへ、20hp向上。このエンジンは、9000rpmという高回転域まで回り、ポルシェの自然吸気エンジンとして、最高のパワーを獲得した。トランスミッションは専用チューンの7速PDK。改良新型911GT3 RSは、0〜100km/h加速が3.2秒と、従来の3.3秒から0.1秒短縮。最高速は312km/hと、従来の310km/hから2km/h上乗せされた。

改良新型911GT3 RSには、「ヴァイザッハ・パッケージ」を用意。このパッケージでは、ポルシェのモータースポーツ部門が軽量化を推進。シャシー、インテリア、エクステリアに、カーボンファイバー製部品が採用される。マグネシウムホイールも用意。このパッケージを装着した場合、改良新型911GT3 RSの車重は1430kgまで軽量化される。

さらに、改良新型911GT3 RSには、無償オプションとして「クラブスポーツパッケージ」も設定。このパッケージには、ロールオーバーバー、手動式の消火器、バッテリー切断スイッチ用アダプター、6点式シートベルトがセット。サーキット走行を楽しみたい顧客向けの装備としている。

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