オール水性 有機則フリーシステム

関西ペイントは3月7日、業界初となる自動車補修用「オール水性 有機則フリーシステム」の開発に成功したと発表した。

関西ペイントは近年、作業者の安全と健康、周辺環境に配慮した水性塗料の普及を積極的に進めているが、自動車補修業界では、作業者の安全衛生に関する法規制強化への対応、人材の確保・育成、周辺環境・近隣住民への配慮など、多くの課題を抱えている。

オール水性 有機則フリーシステムでは、ベースコート、クリヤー、プラサフにおいて、労働安全衛生法、有機溶剤中毒予防規則への非該当化を達成。人体への影響や臭気を大幅に低減し、塗装環境を大きく改善する。関西ペイントでは同システムにより、安全・安心な働きやすい職場環境を実現し、人材不足への対応、周辺環境に配慮した工場づくりへの貢献を目指す。