山本健一さん「お別れの会」《撮影 福田俊之》

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2018年3月6日付

●習氏「一極体制」確立へ、全人代開幕、軍拡路線鮮明に(読売・1面)

●神鋼社長辞任へ、検査不正で引責(読売・2面)

●11社が水素供給会社、トヨタなど、ステーション80か所整備へ(読売・8面)

●タカタ負債縮小1兆824億円(読売・8面)

●郵便物の運送、自動運転実験、都心で開始へ(朝日・7面)

●新社長にボルゼニウス氏、カルソニック(朝日・8面)

●いすゞが23年ぶり国内工場、栃木に新設(産経・10面)

●マツダOBら1000人、山本健一氏しのぶ、お別れの会(産経・10面)

●家電パナソニック100年、「変わってこそ本物」(日経・2面)

●裁量労働企業「本質議論を」トヨタなど独自制度導入(日経・2面)

●トヨタ、中国販売10.8%増、1〜2月、日系メーカー好調(日経・15面)

●トヨタが情報3社統合、開発から運用まで一貫(日経・17面)

●警備や道案内セコムがロボ、ホンダの技術活用(日経・17面)

●銘柄診断、マツダ1年7か月ぶり安値、円高や投資費増懸念(日経・20面)


ひとくちコメント

春は出会いと別れの季節ともいうが、自動車業界では先週(3月1日)のトヨタ自動車元社長の豊田達郎さんに次いで、3月5日には、マツダの社長・会長を歴任し、昨年12月20日に95歳の天寿を全うした山本健一さんの「お別れの会」が、広島市のリーガロイヤルホテル広島で行われた。

この日は朝から、西日本を中心にあいにくの雨模様だったが、スズキの鈴木修会長をはじめ、トヨタ自動車の内山田竹志会長、日産自動車のCOOだった志賀俊之取締役、ホンダ前社長の伊東孝紳取締役相談役ら自動車メーカーの重鎮たちのほか、マツダの歴代社長の井巻久一氏、山内孝氏らマツダOBなど、約1000人が参列し,献花を行った。

山本さんといえば、現実不可能といわれていた夢のエンジンとされていた「ロータリーエンジン」を世界で初めて本格量産化した生みの親としても知られているが、会場入り口にはロータリーエンジン搭載の『サバンナRX-7』が出迎え、遺影が飾られた献花台の横には『コスモスポーツ』も展示されていた。また、お清め会場には山本さんの生涯を振り返る思い出の写真約50点のパネル展示も設けられ、参列者たちが足を止めて、仕事に油絵などの趣味に「飽くなき挑戦」で生き抜いた故人の功績を偲んでいた。合掌。

山本健一さん「お別れの会」《撮影 福田俊之》 山本健一さん「お別れの会」《撮影 福田俊之》 山本健一さん「お別れの会」《撮影 福田俊之》 山本健一さん「お別れの会」《撮影 福田俊之》 山本健一さん「お別れの会」《撮影 福田俊之》