片側3車線から2車線へと減少する区間を走行していた大型トラックが中央分離帯に衝突する事故が起きた。トラックは弾みで横転し、隣車線を走行していた乗用車にも衝突している。

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26日午前8時55分ごろ、岐阜県岐阜市内の国道21号バイパスを走行していた大型トラックが中央分離帯に接触。急ハンドルを切った弾みで横転し、隣車線の乗用車に衝突する事故が起きた。人的な被害は無かったという。

岐阜県警・岐阜南署によると、現場は岐阜市茜部本郷付近で片側3車線から2車線へ減少する区間。大型トラックは減少対象となる第3車線を走行していたが、中央分離帯の縁石や金属製フェンスに接触。急ハンドルを切った弾みで横転し、その際に第2車線を走行していた乗用車と衝突したものとみられる。

この事故でトラックは中破したが、運転していた愛知県春日井市内に在住する56歳の男性にケガはなく、乗用車を運転していた岐阜市内に在住する29歳の男性も無事だった。

現場は昼夜を通して交通量の多い区間。車線減少の予告は約250m手前の交差点付近にあり、警察ではトラック側の前方不注視などが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は交通量が多い区間であり、平地では拡幅されて片側3車線化されているが、元からあった橋の部分が2車線となっており、そこに向けて車線が減少していた。
車線減少を予告する看板は約250m手前の交差点を過ぎたあたりに設置されており、路面にも早期の車線変更を促す矢印のペイントがなされていたという。これらを見落としたことで車線変更のタイミングが遅れ、事故に至ったようだ。