山間部のカーブが連続する区間を走行していた乗用車がカーブを曲がりきれずに対向車線へ逸脱し、小学校の送迎用マイクロバスを含む2台と次々に衝突する事故が起きた。

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24日午前8時10分ごろ、京都府南山城村内の国道163号を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱。対向車2台と接触や衝突する事故が起きた。この事故で乗用車の運転者が死亡。対向側の7人が軽傷を負っている。

京都府警・木津署によると、現場は南山城村北大河原辻押原付近で片側2車線(登坂車線含む)と1車線の直線区間。乗用車は手前の左カーブを曲がりきれずに対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきたワゴン車と接触し、その後ろを走行していたマイクロバス(スクールバス)と正面衝突した。

衝突によって乗用車は中破。運転していた木津川市内に在住する33歳の男性は全身強打でまもなく死亡。ワゴン車を運転していた43歳の男性と、バスを運転していた72歳の男性。バスに同乗していた児童5人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

現場は山間部でカーブが続く区間。事故当時の路面は乾燥していた。死亡した男性の運転していた乗用車が下り勾配となっている1車線側を走行しており、警察では速度超過やハンドル操作の誤りが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場となった国道は山間部を通っているが、幅員が広くて走行しやすい区間でもある。これは「速度が出やすい」ということも意味していて、特に下り勾配では注意が必要となる。