ボッシュのコネクテッドモビリティサービスのイメージ

ボッシュは2月21日、ドイツで開幕した「コネクテッドワールド2018」において、「コネクテッドモビリティサービス」部門を設立した、と発表した。

コネクテッドモビリティサービス部門は、デジタルモビリティサービスの開発と販売を手がける。事業内容にはカーシェアリング、ライドシェアリング、ネットワーク化ベースのドライバー向けサービスなどが含まれる。部門立ち上げ当初の従業員は、600人以上。

ネットワーク化は、大きなビジネスチャンスをもたらす。大手調査会社のPwCによると、2025年には、全世界で4億7000万台以上の車両がネットワーク化されると予想されている。今から4年後には、モビリティサービスと関連するデジタルサービスの市場規模は、1400億ユーロに達する見通し。

ボッシュのモビリティサービスは、逆走車のドライバーに警告を発したり、スマートフォンを車のキーに変えたりすることが可能。ボッシュ取締役のフォルクマル・デナー会長は、「ネットワーク化は移動のあり方を根本的に変え、その過程において、現在の交通が抱える問題の解決に貢献する」と述べている。