フォルクスワーゲンI.D. VIZZIONのイメージスケッチ

フォルクスワーゲンは、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー2018で初公開するコンセプトカーの『I.D. VIZZION』に、新開発のEVパワートレインを採用すると発表した。

I.D. VIZZIONは、フォルクスワーゲンの次世代コンセプトカー、「I.D.」シリーズの第4弾。全長5110mmの大型4ドアセダンとなるため、EVパワートレーンも重量級ボディを想定して、新開発されている。

I.D. VIZZIONのEVパワートレインでは、2個のモーターが合計で最大出力306hpを発生。2個のモーターは、インテリジェントな制御を行い、最大限の効率で協調して動作し、4輪を駆動する。その結果、最高速180km/hの性能を発揮する。

バッテリーには、蓄電容量が111kWhと大容量のリチウムイオンを採用。ブレーキ回生を活用した場合、1回の充電での航続は、最大で665kmを可能にする。

また、I.D. VIZZIONの車台には、フォルクスワーゲングループの次世代電気アーキテクチャ、「MEB」を導入。MEBは未来のフォルクスワーゲン電動車の技術的な基盤となり、適切なコストで、長い航続や最大のスペース効率を実現する、としている。