クルマの下にもぐりこんでいる猫(イメージ)

JAF(日本自動車連盟)は猫の日(2月22日)を前に、猫がクルマに入り込んだことによるトラブルの救援依頼が1か月間(2018年1月)で19件あったことを発表した。

19件のうち13件は、ドライバーがエンジン始動後、異変に気づいたもの。猫の侵入に気付かずエンジンをかけると、エンジンベルトに巻き込まれてしまう場合もある。猫の命を守るためにも、乗車前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしく叩くことを実践したい。

また19件のうち1件は、沖縄県での依頼。猫は寒い冬に暖かい場所を求めてエンジンルームに侵入すると思われがちだが、JAFには1年を通して猫がクルマに入り込むトラブルの救援依頼があるという。猫は暖かい場所だけでなく狭い場所も好む。駐車しているクルマのエンジンルームは風雨が入りにくく、暗く狭い空間。さらに人の往来も少なく、警戒心の強い猫にとって安心できる場所となる。冬だけでなく、1年を通し注意が必要だ。

さらに、依頼の中には「エンジンルーム下部のアンダーカバーの上に猫が4匹生まれていた」というものも。雨風がしのげる暖かい空間は、母猫にとって子どもを生む良いスペースだったようだ。駐車場の周りでよく猫を見かける、長い間クルマに乗っていなかったという場合はエンジンルームを確認することも必要だ。いつの間にか、愛車が子猫のふるさとになっているかもしれない。

タイヤの上でくつろぐ猫(イメージ)