トヨタ スープラ 新型スクープ写真《APOLLO NEWS SERVICE》

ワールドプレミアが近づくトヨタ『スープラ』新型プロトタイプが、豪雪のスカンジナビアで寒冷気候テストを繰り返している。これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされた開発車両からは、生産型デザインがほぼ見えてきた。

新型の車名に関して昨年から様々な憶測が流れていたが、最終的に「スープラ」で決定したようだ。捉えた最新テスト車両からは、ブーメラン状の細いエアインテークに囲まれた3連LEDヘッドライトや、フロント中心に向かって伸びるデイタイムランニングライトを初めて確認。『FT-1コンセプト』のデザインが大きく反映されていることが分かった。

またバンパーの大口エアダクト形状や、リアフェンダーにブレーキ冷却用エアスクープがあることも新たに確認できた。高い空力性能を発揮する「ダブルバブルルーフ」もはっきりと見て取れる。筋肉質なリアフェンダーがもたらすシルエットは、かつての80系スープラをも彷彿とさせる。

パワートレインは、最高出力200psを発揮する2リットル直列4気筒ターボエンジン、250pを発揮する2リットル直列4気筒ターボエンジン、そして最高出力340psを発揮する3リットル直列6気筒オーバーブースト付きターボエンジンのラインアップが予想される。組み合わされるトランスミッションは8速ATとなるだろう。

ボディサイズは、全長4380mm×全幅1860mm×全高1290mm、ホイールベースは2485mmで車重は1496kg。ホイールは、フロントが225/50の17インチ、リアが255/45の17インチが装着されると現地から最新レポートが届いている。

トヨタは2月12日、ティザーイメージと共に「トヨタのアイコン的スポーツカーの復活を示唆する現代版レーシングコンセプト」を3月のジュネーブモーターショーで初公開すると発表。これがスープラをベースとしたレーシングカー仕様であると予想されている。同ショーでは、市販モデルではなくレーシングコンセプトのみの発表となる可能性が高い。

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