メルセデスベンツ「EQ」ブランド初の量産EVモデル『EQ C』市販型プロトタイプを、白昼のスカンジナビアで鮮明にカメラが捉えた。テスラを超え、近い将来のEVリーダーになることを明確に目指しているという。
EQ Cは、2014年の『Cクラス』W205型で採用されたMRAプラットフォームに基づいた、新世代EVアーキテクチャ「EVA」を採用する電動SUVだ。2016年のパリモーターショーで公開された『ジェネレーション EQ』のエクステリアデザインが継承されているが、ベルトラインは下げられ、後部ヘッドルームに十分なスペースを作るなど実用性が高められているようだ。
注目はパワーユニットだ。2個の強力なモーターを搭載し、最高出力408〜420psを発揮。0-100km/h加速は5秒以下のパフォーマンスだ。これはAMG『GLC 43』はもとより、『GLC 63』をも脅かす存在になるかも知れない。また70kWh大容量リチウムイオンバッテリーにより、1回の充電により500km以上の航続距離を目指しているという。
メルセデスは1月29日、ドイツ・ブレーメン工場とダイムラーと北京汽車(BAIC)の中国北京の新合弁BBACでEQ Cの生産を2019年から開始すると発表した。
メルセデスの新たな歴史を作るEQシリーズは、2020年以降スポーツカーやセダンにも車種拡大が予想されている。
メルセデスEV第一弾「EQ C」、AMGに肉薄するSUVスピードスターに
2018年02月20日(火) 07時30分
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