警視庁警務部は16日、東京都足立区内の一般道を100km/h以上で走行。横断中の歩行者をはねた竹ノ塚署交通課の29歳の巡査長の懲戒処分を発表した。停職1か月。
処分を受けた巡査長は2017年12月10日朝7時頃、環状7号線、足立区東和5-8先の交差点を時速100km/h以上で走行し、横断中の20代男性に衝突。被害者は死亡した。当時の報道では、巡査長は危険運転致死も視野に入れて捜査されるとされたが2月16日、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで書類送検された。
警務部参事官・土屋暁胤(つちやあきつぐ)人事第一課長は、処分にあたり次のようなコメントを残した。
「亡くなられた被害者のご冥福をお祈りするとともにご遺族に深くおわび申し上げます。職員としてあるまじき行為であり、厳正に処分しました。今後職員に対する指導をさらに徹底し、再発防止に努めます」
現場は片側2車線の直線路。事故当時の発表では非番とされていたが、後に自家用車で出勤途中であったと訂正された。被害の歩行者は赤信号での横断だった。巡査長は処分同日に退職した。
警視庁巡査長、一般道100km/h以上で走行し死亡事故、停職1か月
2018年02月16日(金) 23時30分
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