ニュー・ストラトス

イタリアのManifattura Automobili Torino(MAT)は、『ニュー・ストラトス』を限定モデルとして生産する計画を発表した。

ニュー・ストラトスは、1970年代のWRC(世界ラリー選手権)で大活躍したランチア『ストラトス』の復刻モデルとして、2010年に1台のみを生産。オーダーしたのは、Michale Stoschek氏。ドイツ大手部品メーカー、Brose社のオーナー兼CEOを務め、自らもラリーに参戦するほどのモータースポーツファン。その趣味が高じて、ニュー・ストラトスは1台のみが生産された。

デザインと組み立ては、ピニンファリーナが担当(オリジナルはベルトーネだった)。エンジンやシャシーは、フェラーリ『F430スクーデリア』がベースとなっており、ミッドシップに搭載される4.3リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力510psを発生する。

このエンジンは9000rpmという高回転域まで許容し、最高速は360km/hに到達。ボディはカーボンファイバー製で、前後重量配分は50対50と理想的なバランスが追求された。

今回、イタリアのMATは、ニュー・ストラトスを限定モデルとして生産する計画を発表。2010年のワンオフモデルと基本的に同じものを、少量限定生産する計画を掲げている。

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