日野自動車は2月15日、中型トラック『レンジャー』のブレーキホイールシリンダピストンに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2015年2月5日〜2016年1月7日に製造された1万4549台。
交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性がある1430台および、組み付けられた車両が特定できない717個の部品についても対象となる。
空気油圧複合式ブレーキにて、後輪用ホイールシリンダのピストンカップ溝の加工が不適切なものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ピストンカップの定期交換時期より早く、ピストンカップ溝とピストンカップ内径間のシール性能が低下し、後輪用ホイールシリンダよりブレーキ液が漏れるおそれがある。
改善措置として、全車両、後輪用ホイールシリンダのピストンを点検し、対策前のものが組付けられている場合は、対策品と交換する。
不具合は1231件(内点検整備時の指摘954件)発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。
日野レンジャー、1万4000台をリコール…ブレーキ液が漏れるおそれ
2018年02月16日(金) 13時45分
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