GSX-R1000R

SPKは2月15日、スズキの大型二輪『GSX-R1000』のドライブチェーンに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2017年1月18日〜11月21日に製造された980台(GSX-R1000R含む)。

エンジン制御コンピュータのプログラムが不適切なため、1速からの変速時にギアが2速に入らずニュートラルになった時に、スロットルを開けるとエンジンが空ぶかし状態となり、その状態でクラッチを切らずに2速に入れ直すと、動力伝達装置に過大な力がかかる。そのため、ドライブチェーンが異常に伸び、最悪の場合、外れるもしくは切れて走行不能となるおそれがある。

改善措置として、全車両、エンジン制御コンピュータを、過回転防止制御を追加した対策品と交換する。また、ドライブチェーンを点検し、異常伸びが認められた場合は、ドライブチェーン、エンジンスプロケット、リヤスプロケットを新品に交換する。

不具合および事故は起きていない。輸入元からの情報により発見した。

改善箇所