ボッシュは、EVの航続距離延長を可能にする新開発の電動アクスルドライブ、「eAxle」の生産を、2019年に開始すると発表した。
eAxleはモーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションという3つのパワートレインコンポーネントを、ひとつのコンパクトユニットに統合し、車軸をダイレクトに駆動するのが特徴。これにより、パワートレーンの効率を高め、低コスト化も実現する。
具体的には、eAxleでは、モーターとインバータをつなぐ太くて高価な高電圧ケーブルが不要。冷却システムの簡略化や、一部ベアリングの廃止などにより、パワートレーンのコストを抑え、効率を引き上げる。
またeAxleは、モーターの最大出力を68〜408hpの間でカスタマイズできるため、SUVなど大型車の完全電動化が可能に。最大トルクは102〜612kgmの間でカスタマイズでき、ハイブリッド車やEVに搭載する際、前輪駆動、後輪駆動ともに対応できるという。
さらに、一般的な204hp仕様のeAxleの重量は約90kg。従来の個々のコンポーネントを組み合わせたものに対して、重量を抑えた、としている。
EVの航続延長へ、ボッシュが「eAxle」を2019年に生産開始
2018年02月02日(金) 10時00分
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