ZFの新CEOに就任したヴォルフヘニング・シャイダー氏

ドイツに本拠を置く大手自動車部品サプライヤー、ZFは1月31日、ヴォルフヘニング・シャイダー氏が2月1日付けでCEOに就任すると発表した。

今回の発表は、シュテファン・ゾンマー前CEOの退任に伴うもの。財務担当のコンスタンタン・サウアー副社長が、暫定的にCEOの職務を遂行してきた。

新CEOのヴォルフヘニング・シャイダー氏は、現在55歳。自動車業界でおよそ30年の経験を持ち、2010〜2015年にかけて、ボッシュの取締役を務めた。

その後、ヴォルフヘニング・シャイダー氏は2015年4月、同じくドイツの自動車部品メーカー、マーレに転じ、2015年7月にはマーレの会長兼CEOに就任していた。

ZF監査役会のFranz-Josef Paefgen会長は、「ZFは経営戦略のZF 2025を体系的に実行している。ヴォルフヘニング・シャイダー氏が、自動車業界全体が直面している挑戦的な変革プロセスを通じて、ZFを導くだろう」と述べている。