ボルボのミドルクラス・ステーションワゴン『V60』次期型プロトタイプを、レスポンスの兄弟サイトSpyder7のカメラが初めて捉えた。2010年に初代が登場したV60は、初のフルモデルチェンジでどこまで進化するか注目される。
厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、ボルボ特有の“スイスチーズ”のようなカモフラージュが施されている。「雷神」T字型ポジションライトを備える新ヘッドライトは、現行モデルより厚みを増していることが分かるが、それ以外は厳重な擬装により不明だ。
注目は左側面フェンダーに見える給油口のような擬装だ。ガソリン給油口は右側にあるため、これはPHEV充電ポートであることを意味している。次期型パワートレインは、2リットル直列4気筒ターボの「D4」ユニットを始め2リットル直列4気筒エンジン+直噴ターボ「T5」ユニットのアップデート版の他、『90シリーズ』に搭載される「T8」がラインアップされるはずだ。2リットル直列4気筒エンジン+直噴ターボ+スーパーチャージャー+電気モーターというてんこ盛りの最強ユニットで、最高出力は400ps、最大トルク640Nmを誇る。
プラットフォームは、「SPA」(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ)を導入し、ホイールベースの延長と軽量化を実現、パフォーマンスも大きく向上しそうだ。
ワールドプレミアは、3月のジュネーブモーターショー、4月の北京ショーが噂されるが、このカモフラージュ状態から見て、早くても2018年秋以降と見ている。
ボルボ V60 次期型を初スクープ! PHEVの「T8」ほぼ確定
2018年01月30日(火) 11時45分
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