米国の自動車大手、フォードモーターは、2017年の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は660万7000台。前年の665万1000台に対して、0.7%のマイナスだった。
市場別では、北米が296万7000台にとどまる。前年の301万9000台に対して、1.7%のマイナス。これまで好景気が続いてきた米国だが、新車販売は後退局面に入ったと見られている。ただし、大型ピックアップトラックのフォード『Fシリーズ』の販売は好調。
一方、南米は、37万3000台。前年の32万5000台に対して、14.8%増と2桁の伸びで回復を果たす。
欧州は158万2000台を販売。前年の153万9000台に対して、2.8%増と回復。新型フォード『フィエスタ』が支持を集めた。中東およびアフリカは、11万9000台。前年の16万1000台に対して、26.1%のマイナス。
また、アジア太平洋地域では、156万6000台を販売。前年の160万7000台に対して、2.6%のマイナスと後退した。主力の中国市場では、小型車に対する減税が縮小された影響を受けている。
フォードモーター世界販売、0.7%減の660万台 2017年
2018年01月29日(月) 09時45分