京都市北部の山間部に通る府道から乗用車が路外に逸脱、約200m下まで転落する事故が起きた。路面には雪が高く積もっており、スリップしたことが原因とみられている。

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25日午前8時ごろ、京都府京都市左京区内の府道を走行していた乗用車が路外に逸脱。約200m下の谷底まで転落する事故が起きた。運転者は死亡。警察では凍結路面でのスリップが事故の原因とみている。

京都府警・下鴨署によると、現場は京都市左京区広河原能見町付近で幅員約3.5mのカーブが連続する区間。現場を通りかかった人から「カーブあたりのガードレールが壊れ、クルマのタイヤ痕が谷に向かって続いている」との通報が警察に寄せられた。

通報を受けた同署員がタイヤ痕などを確認。午前10時ごろには約200m下の谷底で大破している乗用車も発見。近くには運転者とみられる男性が倒れていたが、現場で死亡が確認されている。

事故当時、現場周辺の路面には約30cmの雪が積もり、一部は凍結していた。警察では雪でスリップしたものとみて、死亡した男性の身元特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場付近では前夜から雪が降り続いていたが、事故が起きた時間はまだはっきりとしていない。運転者は落下の衝撃やクルマの損壊によって車外に投げ出され、これが原因で死亡したものとみられている。