山間部を通る国道で発生したワゴン車と軽乗用車の正面衝突事故。軽乗用車の運転者が死亡している。現場の車道に雪は無かったようだが、路肩部分には除雪で生じた雪が残っており、こうした雪に乗り上げたことでスリップし、対向側へ逸脱した可能性が考えられるという。

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24日午前9時20分ごろ、山梨県笛吹市内の国道137号を走行していた軽乗用車とワゴン車が正面衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の運転者が死亡。ワゴン車の運転者も負傷している。

山梨県警・笛吹署によると、現場は笛吹市御坂町藤野木付近で登坂車線を含む片側2車線と1車線の直線区間。上り勾配となっている2車線側を走行していた軽乗用車と、下り勾配となっている1車線側を走行していたワゴン車が正面衝突した。

衝突によって双方のクルマが中破。軽乗用車を運転していた同市内に在住する21歳の男性は甲府市内の病院へ収容されたが、胸部強打などが原因でまもなく死亡。ワゴン車を運転していた甲府市内に在住する54歳の男性も胸部打撲などの軽傷を負っている。

事故当時、道路の周囲に積雪はあったが、車道の路面はほぼ乾燥していた。前後の区間は緩やかなカーブとなっており、警察ではいずれかの車両が対向側へ逸脱したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。