インディカー(INDYCAR)は、米国で開催中のデトロイトモーターショー2018において、2018年シーズンから導入される新世代レーシングカーをワールドプレミアした。
インディカーは2018年シーズンから、マシンのデザインを大幅に変更した。その目的は、エアロダイナミクス性能の向上と安全性の引き上げ。2018年シーズン用マシンでは従来、エンジンサプライヤーのホンダとシボレーが独自に設計していたエアロキットを、共通デザインに変更。このエアロキットは、インディカーにシャシーを供給するダラーラが開発したもので、「ユニバーサルキット」と名付けられた。
ユニバーサルキットでは、エンジンカバーやエンドプレート、リアウイングを従来よりも低い位置にレイアウト。インディカーによると、エアロダイナミクス性能を引き上げると同時に、現在でもファンの間で人気の高い1990年代初期のインディカーのデザインを再現する狙いがあるという。
安全面では、側面からの衝撃に対する保護性能を、サイドポッドの前縁と2つのバルクヘッドで接合されたインダクトダクトを含むさまざまな方法で大幅に改善。サイドポッドの上部は、FIA(国際自動車連盟)の側面衝撃試験をクリアするように設計されている。
この新世代レーシングカーを導入する2018年のインディカーは3月11日、セント・ピーターズバーグで開幕する予定。全17戦で争われる。
インディカー、新世代レーサーをワールドプレミア…デトロイトモーターショー2018
2018年01月22日(月) 13時17分