三菱ふそう eキャンター 北米仕様

ボルグワーナーは、三菱ふそうの世界初の量産EV小型トラック、『eキャンター』向けに、電気モーターとトランスミッション「eGearDrive」を供給すると発表した。

eキャンターは、世界初の量産EVトラック。欧州仕様車は、車両総重量7.5トンクラス、1時間(直流急速充電)/11時間(交流200V)の充電で、航続は100km以上を実現する。モーターは、最大出力175hp、最大トルク42.8kgmを発生。蓄電容量13.8kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパック6個を搭載する。

ボルグワーナーはこのeキャンター向けに、電気モーターとトランスミッションのeGearDriveを供給。電気モーターは、「HVH250」。従来の巻丸線に代わり、精密に形成された平角線と複数の層から成るインターロック型高電圧ヘアピン技術を採用。高いトルクと出力密度を追求する。

また、トランスミッションのeGearDriveは、軽量かつコンパクトな設計。高効率なギアトレインによって、バッテリーエネルギーの消費を抑え、バッテリー駆動の走行距離を向上させる、としている。

三菱ふそう eキャンター欧州仕様 ボルグワーナーの電気モーター「HVH250」(左)およびトランスミッション「eGearDrive」(右)