インサイト・プロトタイプのヘッドライトの上部に、横一線のメッキ加飾パーツが配置されている《撮影 佐藤耕一》

デトロイトショー2018において、ホンダの新型『インサイト』プロトタイプが世界初公開された。カテゴリを少し上にあげて、北米ホンダのラインナップの中では、『シビック』以上、『アコード』未満のハイブリッドセダンといった位置づけだ。

ホンダの今回の目玉は、このインサイト・プロトタイプになるだろうと思われていたところに、アコードの北米カーオブザイヤー受賞が決まり、期せずしてこの2台がフィーチャーされることになった。

そしてこの2台、最近の北米ホンダに共通した”顔”を持っている。ヘッドライトの上部にメッキの加飾ラインがまつ毛のように配置された顔だ。

日本ではあまり気にしたことはなかったのだが、ホンダのブースに並ぶ北米向けのクルマたちを見てみると、ほとんどが同じ”メッキのまつ毛”を持っていることに気付く。アコードとインサイトはもちろん、北米向け『オデッセイ』、『シビック』、『パイロット』『クラリティ』など、みな共通してホンダのアイデンティティを主張している。今回のインサイト・プロトタイプの登場で気付かされたことだ。

日本ではラインナップが多いためデザイン世代が混在しているが、先日登場した日本向けの新型『ステップワゴン』もこのアイデンティティを主張しており、この顔がグローバルでホンダの顔となっていくのかもしれない。

インサイト・プロトタイプ(デトロイトモーターショー2018)《撮影 佐藤耕一》 北米向けアコード(デトロイトモーターショー2018)《撮影 佐藤耕一》 北米向けオデッセイ(デトロイトモーターショー2018)《撮影 佐藤耕一》 シビック(デトロイトモーターショー2018)《撮影 佐藤耕一》 北米向けSUVのパイロット(デトロイトモーターショー2018)《撮影 佐藤耕一》 クラリティ(デトロイトモーターショー2018)《撮影 佐藤耕一》 ホンダブース《撮影 佐藤耕一》