初見ではベース車がなんなか容易にわからない「Re:Z」、実は「CR-Z」がベースとなっている。《撮影 石田真一》

ホンダアクセスのブースで、来場者から「このクルマのベースはなに?」という声が多く聞かれたのは『Re:Z』という名の、車高が低いクルマ。ちょっとレトロなイメージも特徴となっている。

このクルマ、実は『CR-Z』の旧バージョンをリノベーションしたものだ。Re:Zの「Re」はRenovationを由来としている。車体のほとんどはCR-Zそのものであり、フロントのボンネットやフェンダーと、リアのハッチ部分を新たに作り変えている。運転席のインパネも未来的なデザインだったベースモデルを改め、ちょっとレトロな雰囲気とした。

「アフターパーツによって、中古車をまったく異なるデザインに変える」ということを提案したもので、ハイブリッド車ということで未来的なデザインが特徴だったCR-Zも真逆な方向へと変化を遂げた。

外観は大きく変化しているが、中身はCR-Zそのものなので単なるコンセプトカーとは異なり、実は普通に走行させることができるという。

デザインのモチーフはリアの“水中メガネ”ハッチなどからわかるように、初代『Z』だ。

真横から眺めると、運転席あたりにCR-Zの面影を感じる。実際このあたりはまったく手を付けていないという。《撮影 石田真一》 リアからのアングル。《撮影 石田真一》 くフェンダーからボンネットは複雑なラインを描く。《撮影 石田真一》 リアハッチは大きく開口する。このあたりもCR-Zそのまま。《撮影 石田真一》 ウインドウだけ開けることも可能。《撮影 石田真一》 運転席は大きく作り変えられている。ハイブリッド車ということで未来的なデザインだったベース車から一新、レトロ調の落ち着いたものとなった。《撮影 石田真一》 中古車からのリノベーションを提案したモデルなので、ベース車の面影を極力なくすことを考えたようだ。《撮影 石田真一》 Z GT(1970〜)《撮影 石田真一》