ダイハツ・タント

全国軽自動車協会連合会は1月5日、2017年12月および2017年(1〜12月)の軽自動車新車販売台数(速報)を発表した。

●微減ながら、9か月ぶりの前年割れ 12月

12月の軽自動車新車販売台数は、前年同月比0.5%減の13万1909台で9か月ぶりのマイナスとなった。

車種別では、乗用車が同3.0%減の10万1937台で10か月ぶりのマイナスだった。貨物車は同8.8%増の2万9972台で2か月連続のプラス。内訳は、ボンネットバンが同27.9%減の875台で10か月連続のマイナス。キャブオーバーバンは同27.0%増の1万6091台で9か月連続のプラス。トラックは同4.7%減の1万3006台で3か月連続のマイナスとなった。

ブランド別では、ダイハツが同1.1%減の4万3915台と伸び悩んだが、同5.7%増の3万8523台を販売した2位スズキを抑えて3か月連続でトップ。そのほかは、ホンダ、マツダがプラス、日産、三菱、トヨタ、スバルは前年同月実績を下回った。

1位:ダイハツ 4万3915台(1.1%減)
2位:スズキ 3万8523台(5.7%増)
3位:ホンダ 2万6141台(0.3%増)
4位:日産 1万2479台(9.3%減)
5位:三菱 3857台(12.1%減)
6位:マツダ 2346台(5.2%増)
7位:トヨタ 2324台(2.3%減)
8位:スバル 2319台(21.0%減)

●ダイハツ、3年連続のトップ 2017年

2017年の軽自動車新車販売台数は、前年比6.8%増の184万3342台で3年ぶりのプラスとなった。

軽自動車は2012年より好調な販売が持続し、2013年に過去最高となる211万2991台を達成、さらに翌2014年も227万2790台と記録を更新。しかし、2015年より販売は激減。2016年はピーク時の24%減となる172万5460台まで落ち込んでいた。

車種別では、乗用車が同7.3%増の144万3368台、貨物車は同5.1%増の39万9974台。ともに3年ぶりのプラスとなった。

貨物車の内訳はボンネットバンが同15.8%減の1万6373台で2年ぶりのマイナス。キャブオーバーバンが同8.6%増の20万1873台で2年連続のプラス、トラックは同3.8%増の18万1728台で3年ぶりのプラスとなった。

ブランド別では、前年比3.9%増の60万2789台を販売したダイハツが、3年連続で年間販売台数トップとなった。

スズキも同6.8%増の55万6291台と好調だったが、ダイハツに約5万台差の2位。3位は同6.1%増の34万2999台でホンダだった。そのほか、スバルを除く全ブランドが前年実績を上回った。

1位:ダイハツ 60万2789台(3.9%増)
2位:スズキ 55万6291台(6.8%増)
3位:ホンダ 34万2999台(6.1%増)
4位:日産 18万2440台(22.6%増)
5位:三菱 5万5637台(10.8%増)
6位:マツダ 3万9761台(1.6%増)
7位:スバル 3万2594台(3.5%減)
8位:トヨタ 3万0761台(4.6%増)

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