ZFの最新の自動運転開発車両

ZFは12月21日、米国で2018年1月に開催されるCES2018において、最新の自動運転開発車両、通称「ドリームカー」を初公開すると発表した。

このドリームカーでZFは、CES 2018の開催期間中、ドイツの研究開発センター周辺をテスト走行。テスト走行中に収集されたセンサーデータを、およそ9200km離れたラスベガスのCES 2018の会場にライブ送信する。これにより、CESの来場者が、自動運転車の「仮想テストドライブ」体験を可能にするという。

ドリームカーには、エヌビディア(NVIDIA)と共同開発した中枢スーパーコンピュータ「ZF ProAI」を搭載。ZFとエヌビディアが提携を結んでから、1年で開発された。

ZF ProAIは、センサーなどから得たすべてのデータをリアルタイムに分析・処理。アクチュエータに指示する。ZF ProAIは、あらゆる縦方向および横方向の制御機能に加え、垂直方向の制御機能もコントロール。AI(人工知能)とディープラーニング機能を駆使し、高度な自動運転を実現する、としている。