フォルクスワーゲンの環境インセンティブ

フォルクスワーゲンは12月19日、欧州市場でユーロ4とそれ以前のディーゼル車から、電動パワートレイン車などの環境対応車に乗り換える顧客を対象にしたインセンティブを、2018年3月末まで延長すると発表した。

フォルクスワーゲンは排ガス案件以来、パワートレインの電動化「e-モビリティ」を、戦略の柱に位置付けてきた。このインセンティブは、電動パワートレイン車の普及を図る一環として、行われている。

このインセンティブは、「環境インセンティブ」と命名。車種によって、3000〜1万ユーロを補助。さらに、『パサート』や『ゴルフ』のプラグインハイブリッド車(PHV)に乗り換える顧客に対しては、1785ユーロ(約24万円)、ゴルフや『up!』のEVに乗り換える顧客に対しては、2380ユーロ(約32万円)を上乗せする。最も補助金の額が大きいのは、『トゥアレグ』の1万ユーロ(約135万円)。

今回、フォルクスワーゲンは、このインセンティブを2018年3月末まで延長すると発表。当初、2017年12月末で終了する予定だったが、2017年8月の導入以来、およそ7万台の旧型ディーゼル車が代替され、顧客に好評のため延長を決めた、としている。