ベントレーモーターズジャパンのティム・マッキンレー代表《撮影 宮崎壮人》

ベントレーモーターズジャパンは12月19日、全面改良した『コンチネンタルGT』を都内で報道陣に日本初公開した。価格は2530万円で、2018年秋からの納車を開始するとしている。

ベントレーモーターズジャパンのティム・マッキンレー代表は「コンチネンタルGTは日本で2000台以上が販売された人気モデル。14年間、競合車のベンチマークとなっていた、このクルマをさらに新しいものとすることができることを非常に誇らしく思う」とした上で、「私たちのコアバリューであるラグジュアリー、パフォーマンス、そして細部へのこだわりが、新型コンチネンタルGTのいたるところに見受けられる」と紹介した。

またベントレーモーターズジャパンでマーケティング・PRマネージャーを務める横倉典氏は「第3世代となる新型をひとことでいうと、よりラグジャリー、よりスポーティー」と述べた。

実際、新型は先代に比べてワイド&ロー化し、スポーティーさを強調したデザインになっている。全幅で9mmの拡大、全高で5mm縮小と数値上はわずかではあるものの、「フロントグリルの位置をだいぶ下げ、ボンネットを長くみせることで、地をはって走るような印象を与えている」と横倉氏は解説する。

さらに「デザイン上も機能上も大きく変ったのが、フロントアクスルを前方に135mmずらしたこと。それによりタイヤがしっかりと四隅に配置されるとともに、ホイールベースが長くなり乗り心地も向上。またエンジンを後ろに置くことができるので、前後重量55対45のバランスを実現しスポーティーな動力性能を得られた」とも。

また「今回初めてトラックリッド以外のボディはすべてアルミ製になった」と明かした上で、「これによりボディ重量が85kg軽量化され、よりスポーティーな走りを実現する上でも非常に貢献している」という。

エンジンそのものは先代と同じW12気筒6リットルツインターボを踏襲したが、気筒休止やアイドルストップ機構の採用に加えて、初の8速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせや、車体の軽量化により、最大トルク900Nm(先代840Nm)、0→100km/h加速3.7秒(同4.1秒)、最高速度333km/h(同332km/h)へとそれぞれ向上。その一方でV8エンジン並みの低燃費を実現している。

このほかインテリアでは、ベントレー初となるデジタルメーターの採用や、ダッシュボート中央部にローテーションディスプレーと名付けた業界初の機構を備えたことも特徴となっている。このローテーションディスプレーは、エンジンをかけるとダッシュボート中央部のウッドパネルが回転して、タッチスクリーンや、アナログメーターが表れる仕組みになっているというもの。タッチスクリーンではナビゲーション地図やオーディオコントロール、電話連絡先リストなどが表示できるという。

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