アウディ初の市販EV『e-tronクワトロ』(仮称)の最終プロトタイプを、ドイツ市街地でキャッチした。SUVタイプのEVとして最大のライバルとなる、テスラ『モデルX』と同等の航続距離を実現することも分かった。
e-tronクワトロは、2015年のフランクフルトモーターショーで公開された『e-tronクワトロコンセプト』の市販モデルにあたる。「Q6」の名を冠するとの情報もあるが、現在のところ定かではない。鮮明に捉えたスパイショットをコンセプトモデルと比較すると、滑らかなルーフラインやシャープなヘッドライト、リアのストリップLEDライトなど、継承されるデザインは多いようだ。また、ミラーレスは採用されておらず、一般的なサイドミラーが装着されている。
フロントに1つ、リアに2つの合計3つのモーターを搭載。最高出力は435psだが、オートブースト機能により、瞬間的に500psを発揮することが可能だ。この機能により、0-100km/h加速を4.6秒とポルシェ『911カレラ』と同等のパフォーマンスを発揮する。また95kWhの大容量バッテリーにより、一回の充電で310マイル(500km)の走行を目指している。これはテスラモデルXのラインアップにある「75D」の417km以上で、「P100D」の542kmに匹敵する数値だ。
市販モデルのワールドプレミアは2018年後半と見られるが、1月のデトロイトモーターショーでサプライズがあるかも知れない。
アウディの市販EV、最終デザインはこれだ!航続500km、加速は911並みに
2017年12月15日(金) 20時00分
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