ダイムラーは12月14日、傘下の三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)が、小型EVトラック『eキャンター』の欧州第一号車を納車した、と発表した。
eキャンターは、世界初の量産EVトラック。欧州仕様車は、車両総重量7.5トンクラス、1時間(直流急速充電)/11時間(交流200V)の充電で、航続は100km以上を実現する。
モーターは、最大出力175hp、最大トルク42.8kgmを発生。蓄電容量13.8kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパック6個を搭載する。従来のディーゼル車と比較して、走行1万kmあたり、最大1000ユーロのコスト削減を可能にしているという。
今回、三菱ふそうトラック・バスは、eキャンターの欧州第一号車を納車。DHL社、DBシェンカー社、レーノス社、ダクサ社が、欧州市場におけるeキャンターの最初の顧客になった。
ドイツ・ベルリンの顧客に対しては、ダイムラーグループのリース会社、チャーターウェイ社を通じて、長期リースによって車両を納車している。
三菱ふそうのEVトラック eキャンター、欧州第一号車を納車
2017年12月15日(金) 11時34分
関連ニュース
- 『eキャンター』がベースのEVトラック、ダイムラーの新ブランドが米国認証を取得…年内納車開始へ (11月02日 10時30分)
- ダイムラーの大型EVトラック、航続400km…量産開始 (11月01日 13時30分)