ZFは12月13日、レベル3以上の自動運転に対応するステアリングホイールのコンセプトモデルを発表した。新しいステアリングホイールは、ジェスチャーコントロールによって様々な車両機能を作動できる設計。
ステアリングホイールの中央にある7インチのLCDディスプレイは、ドライバーか車がコントロールしているかどうか(手動運転か自動運転か)を表示。さらに、LEDライトストリップがステアリングホイールのリムに組み込まれ、自動運転モードを示す青色のライト、手動運転モード用の白色ライト、ドライバー警告用の赤色ライトが付く。
また、このシステムは、ドライバーがステアリングホイールのどの部分を保持しているかを検出するため、リム部分に10個の静電センサーを組み込む。これにより、正確な手の検出が可能になり、ドライバーが自動運転か手動運転かを判断する。ZFによると、これはレベル3以上の自動運転には不可欠という。
一方、このステアリングホイールでは、中央に位置するLCDスクリーンのために、エアバッグを通常の位置に配置できないという課題も。ZFのエンジニアは、ホイールの裏側からリムを通ってディスプレイを覆い、衝突時にドライバーを保護する新しいエアバッグコンセプトを設計している。
自動運転向けステアリングはこうなる?…レベル3以上に対応、ZFが提案
2017年12月14日(木) 12時51分
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