第38回「日本カー・オブ・ザ・イヤー 2017-2018」(以下、JCOTY)は、多くの選考員の“イチ押し”となりながらも、中間票を獲得できずに評価が割れ、3位、4位となった『カムリ』、『スイフト』と、中間票を重ねて接戦を制した『XC60』と次点の『5シリーズ』という結果となった。
JCOTYの最終選考会は11日、東京国際交流館で行われ、近年まれに見る接戦でボルボ『XC60』が見事大賞に輝いた。輸入車としては、第34回VW『ゴルフ』に次いで2度目である。2位はBWW『5シリーズ セダン/ツーリング』となり、1位と2位が輸入車勢となるのは、JCOTY初のこと。
JCOTYでの最終選考方法は持ち点分配方式を採用しており、60名からなる選考委員が、それぞれ自身の持ち点である25点を対象車10車(10ベスト)のうち5車に配点する。ただし、10点を与えるクルマは1車種でなければならない。つまり、選考委員は1台、自身の“イチ押し”のクルマを選出するのだ。
ここで、今回のJCOTYの順位と点数を見てみよう。
例年、大賞に選ばれる車種は300点以上を獲得するが、今回は200点台が4車種という大接戦となった。2位5シリーズと、3位トヨタ・カムリとの得点差はわずか10点しか無い。
では、これらの最終選考の対象になったクルマの中で、どのクルマが最高評価である10点満点を集めたのだろうか。
XC60や5シリーズが上位と思いきや、選考委員の最高評価を最も集めたのはカムリ、次いでスズキ・スイフト、ホンダ『N-BOX/N-BOX カスタム』となった。大賞に輝いたXC60は4位、5シリーズはなんと6位だった。
10点満点を多く獲得したのはどの車か【カーオブザイヤー2017-18】
2017年12月13日(水) 08時00分
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