センスタイム社(Webサイト)

本田技術研究所は12月7日、中国のセンスタイム社と自動運転の人工知能(AI)技術に関する5年間の共同研究開発契約を締結したと発表した。

センスタイム社は、AIの最先端技術の一つであるディープラーニングを用いた画像認識、特に移動体を認識する技術を得意とする企業として、世界で高い評価を受けている。

共同研究開発では、センスタイム社が持つ「移動体認識技術」と、ホンダの「シーン理解」「リスク予測」「行動計画」といったAIアルゴリズムを融合。AIアルゴリズムを学習するための大規模計算技術や、AIプログラムを車載コントローラーへ実装する技術を共同研究し、複雑な交通状況の市街地でも走行を可能にする、より高度な自動運転技術の開発を目指す。また共同研究開発の領域は、自動運転だけでなく、今後ロボティクスにも拡大していく予定だ。