第2戦の優勝はローゼンクヴィストが手にした。《写真提供 Formula E》

3日に香港で開催されたフォーミュラEの2017/2018シーズン第2戦において、1位入線のダニエル・アプトが失格となった件に関し、アウディスポーツ・アプト・シェフラーは抗議をしないことを決めた。フェリックス・ローゼンクヴィストの優勝が確定している。

当初、アウディスポーツ・アプト・シェフラーは失格(レース除外)事由が「パフォーマンスには影響しない、単なる部品番号管理ミス」であることから、裁定に抗議する意向を示していた。しかし後日、アドバンテージを得るような違反ではなかったことを再確認しつつも、「失格を受け容れる」と方針変更の意を明らかにした。。

チーム代表アラン・マクニッシュのコメント要旨
「すべての文書と経緯を慎重に検討するのに時間を要した。我々は今回のエラーによって、一切のアドバンテージを得てはいない。だが、我々はFIAの判断を受け容れることとする。チームの小さなミスが、残念で重大な結果につながってしまった。しかし私は、またすぐにダニエル(アプト)が表彰台(の頂点に正式に)立つ姿を見ることができると確信している」

これによって第2戦のウイナーはローゼンクヴィスト(マヒンドラ)に確定。また、第2戦終了時のポイントスタンディングは開幕戦優勝者のサム・バード(DSヴァージン)が35点で首位、これを33点のジャン・エリック・ベルニュ(テチーター)、29点のローゼンクヴィストが追う形勢となっている。チーム部門はローゼンクヴィストとニック・ハイドフェルドを擁するマヒンドラがトップ。

また、6日のFIAからの発表で、17/18シーズン第6戦(18年3月17日)の開催地がブラジル・サンパウロからウルグアイのプンタ・デル・エステに変更されることが決まった。フォーミュラEの17/18シーズンは年明け以降に10大会・12レースが開催されるスケジュールになっている(全14戦/原則1デー開催の市街地戦)。

第2戦優勝のローゼンクヴィスト。《写真提供 Formula E》 トップでゴールしたアプトにとっては残念な結果になってしまった。《写真提供 Formula E》 レース直後の表彰式でのアプト。《写真提供 Formula E》 アウディのチーム代表マクニッシュ(左)もレース後は勝利を喜んだ。結果は失格となったが、代表は「アプトはまたすぐ表彰台に立てる」と確信。《写真提供 Formula E》 第2戦の前日に同じく香港で開催された開幕戦はサム・バードが制した。《写真提供 Formula E》 開幕戦ウイナーのサム・バード。《写真提供 Formula E》 フォーミュラEの17/18シーズンは全14戦の予定。《写真提供 Formula E》