プジョーは12月2日、フランスで開幕したパリボートショー2017において、『シー・ドライブ・コンセプト』を発表した。
シー・ドライブ・コンセプトは、フランスのプレジャーボートメーカー、ベネトウ(Beneteau)社とプジョーが共同開発。ベネトウのプレジャーボートに、プジョー車向けの新世代コクピット、「i-Cockpit」を組み込んだ。i-Cockpitはプジョーが2012年、まずは『208』に採用。その後、導入車種を拡大し、現在ではおよそ400万台にi-Cockpitが搭載されている。
最新のi-Cockpitでは直感的で、より自然なドライビングエクスペリエンスを目指してデザインされた操作パネルが特徴。人間工学に基づいたヘッドアップインストルメントパネルやタッチスクリーンには、従来にない技術を注ぎ込む。
具体的には、ステアリングホイールをよりコンパクトにし、ドライバーの視界や足下スペースを開放できるように配慮。ヘッドアップインストルメントパネルは、近未来的なグラフィックの12.3インチの高画像デジタルスクリーン。自由にカスタマイズでき、ドライバーが必要とする全ての情報を視界に映し出す。
また、それぞれの設定機能ではアニメーションや変化が強調され、見る楽しさを演出。大型8インチのタッチスクリーンは、インストルメントパネルの中央へ、タブレットのように配置。双方向のテクノロジーにより、使用時の反応と実用性を高めた。
シー・ドライブ・コンセプトでは、プジョー車同様、コンパクトなステアリングホイールを採用。大型の17インチタッチスクリーンには、プレジャーボートの電子機能にアクセスできるShipControlインターフェースを導入。主要なナビゲーション情報を見やすく表示している。
プジョーの「i-Cockpit」、プレジャーボートに搭載…コンセプトモデル発表
2017年12月05日(火) 12時45分
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