マツダは11月30日、低環境負荷で高質感のバイオエンジニアリングプラスチック(バイオエンプラ)を開発し、『CX-5』のフロントグリルに採用することを発表した。
バイオエンプラは、植物由来の原料を使用する新素材。深みのある色合いや鏡面のような平滑感を無塗装の材料着色で実現し、有害なVOC(揮発性有機化合物)を削減しつつ、高い質感や意匠性が要求される自動車外装部品としても使用できる。今回、複雑な形状の大型外装部品にも対応できるよう、材料の開発と金型仕様の最適化を行い、成形性を大幅に向上させている。
バイオエンプラは、2015年に『ロードスター』の内装意匠部品にマツダ車として初採用して以来、『CX-9』や『アクセラ』『デミオ』、直近では『ロードスター RF』の外装意匠部品などにも採用している。バイオエンプラを採用したフロントグリルは、CX-5以降、順次採用を拡大する予定だ。
なおマツダは、12月7日から東京ビッグサイトで開催される環境・エネルギーの総合展示会「エコプロ2017〜環境とエネルギーの未来展」に出展。バイオエンプラを採用したフロントグリルをはじめ、ボディカラー「ソウルレッドクリスタルメタリック」などに代表される塗装技術などを紹介する。
マツダ CX-5 のフロントグリルにバイオエンプラ採用…低環境負荷・高質感の新素材
2017年12月01日(金) 07時00分
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