鈴鹿サウンドオブエンジン2017《撮影 吉田知弘》

11月18・19日に鈴鹿サーキットで行われた「RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2017」に、元F1ドライバーのロベルト・モレノが特別ゲストとして来場。トークショーに出演したほか、F1マシンのデモランも披露した。

F1では1987年から1995年(途中未参戦のシーズンあり)まで参戦。下位チームからのエントリーで当時導入されていた予備予選で姿を消すことが多く、苦労が絶えなかったドライバーだが、1990年の日本GPで、アレッサンドロ・ナニー二の代役としてベネトンから参戦。見事2位表彰台を獲得し、レース後のパルクフェルメで号泣するシーンは、今も日本のファンの間で語り継がれているエピソードだ。

そんなモレノが、現役時代以来、約22年ぶりに鈴鹿に来場。1990年に使用していたベネトンのレーシングスーツで登場した。週末の2日間では合計4度のトークショーに出演し、現役当時のエピソードを惜しみなく披露。自ら時間を忘れて熱く語っているのが印象的だった。

またコース上のデモレースイベントでは「マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワン」にエントリーしていたウィリアムズ『FW04』『FW08』などをドライブ。18日に行われた「1ラップアタック」では見事トップタイムを記録していたほか、一緒にエントリーしているジェントルマンドライバーたちにも、鈴鹿サーキットの攻略方法を丁寧に教えている姿が印象的だった。

週末には、彼を一目見ようと多くのファンがサインを求め、モレノも時間の許す限り丁寧に対応。「1990年当時の雑誌やグッズを持ってきてくれて、本当に嬉しい。日本のファンは熱狂的で素晴らしいね」と満面の笑みで語っていた。

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