名取鉄平

鈴鹿サーキットは11月15日、「SRS-F(鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ)」の最終選考会を国際レーシングコースで実施し、選考の結果、2017年度のスカラシップ(奨学制度)獲得者を名取鉄平に決定した。

SRS-Fは、世界に通用するレーシングドライバーを育成するためのプロジェクトとして1995年にスタート。以来、F1などの海外トップレースで活躍できるレーシングドライバーを数多く輩出している。今年度のSRS-Fスカラシップ獲得者は、ホンダの育成ドライバープログラム「HFDP」(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)の一員として、2018年度のFIA-F4シリーズへの参戦が予定されている。

名取は山梨県出身の17歳。「スカラシップ獲得まで他の人より時間がかかってしまったが、今年獲得できてひと安心。家族や関係者に感謝したい。課題をシーズン開幕までには改善し、経験のあるFIA-F4でタイトルを狙いたい」と抱負を語った。

佐藤浩二主任講師(左)と、スカラシップを獲得した名取鉄平(右) スカラシップ選考会の走行シーン