港湾で行う自動運転トラックを使用した試験走行

スウェーデンのボルボグループは11月16日、自動運転による輸送ソリューションの研究成果を発表した。

この研究は、自動運転の導入が生産性の向上、安全性の向上、環境負荷の低減にどのように貢献できるかを探る開発プロジェクトの一部となる。

ボルボグループは、自動運転による輸送ソリューションを、ここ数年間研究してきた。すでに鉱山や採石場のような場所において、自動運転車が試験走行し、業務をこなすことに成功。次の段階として、港湾や高速道路の専用車線などにおいて、自動運転トラックを使用した試験走行に取り組んでいる。

ボルボグループの自動運転トラックは、FHプラットフォームをベースに開発。LiDAR(ライダー)とGPS技術を使用して、車両周囲の状況を認識。障害物を回避しながら、自動運転を行い、交通安全や燃費向上に貢献する。

ボルボグループのマルティン・ルンドステット社長兼CEOは、「この技術は、間違いなく将来の製品に影響を与え、未来のスマートな社会を発展させる可能性を秘めている。安全性は最大の関心事であり、これはすべての自動車プロジェクトに当てはまる」と述べている。