クルマを凶器として使った犯行。死者が出なかったことは幸いだが、故意に突っ込ませたものなので運転者は殺人未遂の現行犯で逮捕されている。

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12日午前0時35分ごろ、茨城県筑西市内の国道294号で、歩道で口論となっていた集団に対して乗用車が突っ込む事故が起きた。6人は重軽傷。警察は故意にクルマを突っ込ませたとして、27歳の男を殺人未遂の現行犯で逮捕している。

茨城県警・筑西署によると、現場は筑西市乙付近で片側2車線の直線区間。カラオケ店前の歩道で4人組と9人組のグループが口論となっていたところ、4人組のグループに属していた27歳の男が近くの駐車場から乗用車を発進させ、集団に突っ込ませたという。

この事故で男女6人が骨折や打撲などの重軽傷。クルマは店の前にあった花壇に衝突して中破し、運転していた男も打撲などの軽傷を負ったが、警察は殺人未遂の現行犯で逮捕している。

男は酒に酔っていたとみられ、聴取に対しては「よく覚えていない」などと供述しているようだ。負傷した6人のうち、重軽傷を負った2人は男と一緒のグループだった。警察では関係者からも事情を聞き、口論に発展した経緯などを詳しく調べている。

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酒に酔っていた(ゆえに記憶がない)と主張しているようだが、このトラブルが無かったとしたら飲酒運転をして帰宅するつもりだったのだろうか。