ルノー本社(参考画像)

フランスの自動車大手、ルノーは11月8日、2017年第3四半期(7〜9月)の純利益に関して、日産自動車が寄与する部分が4億6900万ユーロ(約620億円)になるとの見通しを公表した。

これは、日産自動車が11月8日に発表した2017年4〜9月期(第2四半期累計)連結決算の結果を受けたもの。日産の発表によると、売上高は前年同期比6.2%増の5兆6525億円。営業利益は同17%減の2818億円だった。

減収となったが、完成検査問題などにかかる特別な費用を除くと、営業利益は3226億円。日産によると、年度当初の想定に添ったものだという。

一方、ルノーグループが10月下旬に発表した2017年第3四半期(7〜9月)の決算は、グループ全体の売上高が122億1800万ユーロ(約1兆6370億円)。前年同期の105億4600万ユーロに対して、15.9%増と2桁の伸び率となった。

このうち、本業の自動車部門の売上高は、109億7400万ユーロ(約1兆4705億円)。前年同期の99億8900万ユーロに対して、9.9%増だった。

日産自動車グローバル本社(参考画像)