6日午前7時50分ごろ、長崎県諫早市内の市道をバックしていた大型トラックと、後ろから進行してきたバイクが衝突する事故が起きた。この事故でバイクの運転者が死亡している。

長崎県警・諫早署によると、現場は諫早市松里町付近で車線区別のない幅員約3.5mのカーブが連続する区間。大型トラックはカーブを曲がりきれず、ハンドルを切り返すためにバックしていたところ、後方から進行してきたバイクと衝突した。

衝突によってバイクは中破。運転していた南島原市内に在住する33歳の男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡した。トラックを運転していた44歳の男性にケガはなく、警察では自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は見通しの悪い区間。警察ではトラックの運転者が後方に位置していたバイクの存在に気づかず、漫然とバックしたことが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。