三菱自動車は7月25日、2017年4〜9月期(第1四半期累計)の連結決算を発表。燃費不正問題の影響を受けて前年同期は2196億円の赤字だった純利益は484億円の黒字となった。
第2四半期累計のグローバル販売台数は、前年同期比14%増の49万8000台となった。日本市場は、軽自動車『eKワゴン』『eKスペース』の復調と、『デリカD:5』を中心に「アクティブギア」シリーズが好評なことから、同48%増の4万3000台まで回復。また、中国では昨年現地生産化した『アウトランダー』が好調を維持し、同87%増の5万8000台。アセアン地域も、タイを中心に『トライトン』や『パジェロスポーツ』が順調な伸びを見せ、同15%増の11万3000台。北米は同1%増の7万2000台、欧州は同1%減の8万9000台だった。
この結果、売上高は同9.6%増の9477億円と2期ぶりの増収。営業利益は前年同期の316億円の赤字から442億円に黒字転換し、営業利益率は4.7%となった。経常利益は282億円の赤字から605億円の黒字に、純利益は2196億円の赤字から484億円の黒字となった。
通期連結業績見通しは、売上高2兆円(前年比+4.9%)、営業利益700億円(+1267.6%)、経常利益790億円(+783.2%)、純利益680億円とした前回予測を据え置いた。
三菱自動車、国内外販売回復で最終利益は484億円の黒字に転換 2017年4-9月期決算
2017年11月07日(火) 16時49分
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