カーモビリティ分野の構成イメージ

パーク24グループのタイムズレスキューは30日、総務省が実施する「IoTセキュリティ基盤を活用した安心安全な社会の実現に向けた実証実験」に12月より「カーモビリティ分野」で参画すると発表した。

実証実験は、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)およびNTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)が総務省から受託し行うもの。両社が検討する「IoTセキュリティ基盤」を活用し、IoTデバイスから接続する際の認証や暗号化、IoTデータの管理、分析、問題が生じた際の原因の特定と対策について、複数の分野で実証・検討を行うことで、今後のIoTセキュリティ基盤の普及に向けた課題の整理や提言を行う。

カーモビリティ分野に参画するタイムズレスキューは、専用通信端末を取りつけた車両から通信されるデータをもとに、車両故障や事故のリスクを利用者に事前通知するサービスにおいて、IoTセキュリティ基盤の有用性を検証する。実施にあたっては、首都圏を中心に企業や個人の参加者を募集。専用通信端末を車両のOBD IIコネクタに接続してもらい、リアルタイムで通信される情報をもとに、ドライブをサポートするWebアプリと車両データを活用したロードサービスを利用してもらう。

Webアプリは、「故障の予兆通知」「クルマの状態」「走行の記録」「安全運転評価」などの機能を搭載し、安全で楽しいドライブをサポート。ロードサービスでは、車両故障や事故が発生した際に、オペレータが対象車両の現在地や、バッテリー電圧、冷却水温などの車両情報をもとにトラブル状況を判断し、スタッフを手配する。