日産 アルティマの米IIHS助手席スモールオーバーラップ衝突テスト

米国IIHS(道路安全保険協会)は、新たに導入した助手席側のスモールオーバーラップ衝突テストにおいて、2017年モデルの日産『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が最高評価を獲得した、と発表した。

従来のIIHSのスモールオーバーラップ衝突テストは、運転席側のみで実施。対向車がセンターラインを超えてきて衝突した場合を想定し、運転席側の前面の4分の1を、64km/hでバリアにぶつけるテストだ。

今回IIHSは、助手席側にもスモールオーバーラップ衝突テストを導入。これは、車両が路肩側の木や電柱などに衝突した場合を想定した追加テスト。IIHSは助手席側にも、運転席側と同様の安全性を、自動車メーカーに求めていく方針。

テストは、運転席側と同じく、車両の助手席側の前面の4分の1を、64km/hでバリアに衝突させる方式で行う。なお、このテストの総合評価で「good」または「acceptable」評価を得ることが、2018年からはトップセーフティピック+を獲得するための新たな条件になる。

日産アルティマの2017年モデルは、助手席側のスモールオーバーラップ衝突テストにおいて、最高のgood評価を獲得。助手席のダミー人形の頭と首、胸、腰への衝撃を最小限に抑えた。IIHSは、「右脚を除いて、乗員が傷害を負うリスクは少ない」と評価している。

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