DSのブース(東京モーターショー2017)《撮影 愛甲武司》

フランスの自動車大手、PSAグループは10月25日、2017年第3四半期(7〜9月)の決算を公表した。

同社の発表によると、グループ全体の第3四半期の売上高は、149億8800万ユーロ(約2兆0140億円)。前年同期の114億0400万ユーロ対して、31.4%増と大幅に増加した。

このうち、本業の自動車事業の売上高(中国合弁事業を含む)は、84億1800万ユーロ(約1兆1310億円)。前年同期の75億4200万ユーロに対して、11.6%増と2桁増を達成している。

大幅な増収となった要因は、GMの欧州部門、オペル/ボクスホールを買収した効果が大きい。オペル/ボクスホールは第3四半期、28億ユーロ(約3760億円)を売り上げており、PSAグループ全体の増収に貢献した。

PSAグループの2016年の通期(1〜12月)決算は、売上高が前年比1.2%減の540億3000万ユーロ。一方、2016年通期の純利益は17億3000万ユーロと、92%の大幅増益を果たしている。

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