GMのオーストラリア最終生産車となったホールデン コモドア

米国の自動車最大手、GMは10月20日、オーストラリアにおける自動車生産が終了した、と発表した。

GMは2013年12月、傘下のオーストラリア部門、ホールデンの現地生産撤退を発表。このうち、オーストラリアのエリザベス工場については、売却先を求めて交渉を進めてきた。しかし、この交渉はまとまらず、GMの豪州エリザベス工場は、2017年中に閉鎖されることが決まっていた。

10月20日、エリザベス工場から、GMのオーストラリア最終生産車として、ホールデン『コモドア』がラインオフ。この1台をもって、GMのオーストラリア自動車生産は、69年の歴史に幕を下ろした。

今後、GMはオーストラリアにおける新車販売を、輸入車に切り替え。およそ200か所のディーラーネットワークやその従業員の雇用を維持していく。

オーストラリアでは10月上旬、トヨタ自動車が現地生産を終了。今回のGMの現地生産終了により、オーストラリアで車両を組み立てる自動車メーカーは、消滅したことになる。