販売激戦区となっている欧州Bセグメントモデルで、2002年の発売以来、世界累計350万台以上の販売実績を誇るシトロエン『C3』がフルモデルチェンジし、3代目に移行した。
新しいC3はBセグメントらしい5ドアハッチバックのシルエットを持ちながらも、各部のデザインをオリジナリティあふれるものとすることで、非常に個性的なスタイリングを実現している。なかでも象徴的なのが「エアバンプ」と呼ばれるドアに取り付けられたトリムで、実際に柔らかな素材で作られ、プロテクション性能も備えている。カラーバリエーションは7色、ルーフカラーは3色、エアバンプカラーは2色が用意される。
搭載されるエンジンは1.2リットルの3気筒ガソリンで、最高出力は110馬力、最大トルクは205Nmのスペックを持つ。このエンジン組み合わされるトランスミッションは、6速のATのみ。
自動ブレーキは5〜82km/hの範囲で作動、最大25km/h以下の減速を実現し、60km/h以下では歩行者の検知も可能(2輪車は不可)となっている。クルーズコントロールは追従型ではないが、道路標識の速度表示を反映した速度制限を行うことが可能。車線逸脱についてはアラームによる注意喚起のみで、ステアリング操作は伴わない。
自動ブレーキなどのセンサーに使われているカメラは16GBのメモリーとGPSを搭載したフルHDDで、前方視界120度の静止画や動画をワンタッチで撮影可能。専用アプリを使うことでスマートフォンにデータの転送も可能で、SNSへの投稿なども可能となっている。
グレード展開はベーシックな「フィール」と上級の「シャイン」の2タイプで、価格は216万〜239万円の設定。
【シトロエン C3 新型】“らしさ”全開、大胆イメージチェンジの3代目[写真蔵]
2017年10月20日(金) 12時30分
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