STマイクロエレクトロニクスの新型車載プロセッサ

STマイクロエレクトロニクスは10月16日、コネクテッドカーをサイバー攻撃から守る新型車載プロセッサを発表した。

STマイクロエレクトロニクスは、スイス・ジュネーブに本社を置き、グローバルに展開している半導体メーカー。画像処理プロセッサ、レーダー用IC、センサーといった先進運転支援システム(ADAS)向け製品に加え、車車間・路車間通信用ソリューション、車載インフォテインメント用IC、テレマティクスプロセッサなどを通じて、車のコネクテッド化を支援している。

今回発表されたのは、新開発の「Telemaco3P」テレマティクスとコネクティビティプロセッサ「STA1385」。強力な独立したハードウェア・セキュリティ・モジュールを組み込んだ初の車載マイクロプロセッサとなる。

この車載マイクロプロセッサは、データ通信を監視し、メッセージを暗号化して認証する独立したセキュリティガードの役割を果たす。ハードウェア・セキュリティ・モジュールは、受信メッセージや接続しようとする外部デバイスと、盗聴から保護するための信頼性を安全にチェックする。