ドイツの自動車大手で、メルセデスベンツブランドを擁するダイムラーは10月16日、組織を再編すると発表した。早ければ、2019年の株主総会で承認後の発効を目指す。
今回の組織再編では、乗用車主体の「メルセデスベンツ・カー&バン」、商用車主体の「ダイムラー・トラック&バス」、金融の「ダイムラー・フィナンシャル・サービス」の3つに分社化することが柱になる。法的に独立した事業体を創出することにより、グループの企業体質をさらに重視し、強化することを目指す。
またダイムラーは今後、大型投資を行う予定。より強固な部門構造を備えるダイムラーは、製品およびモビリティサービスの世界的な基準を確立していく。このプロジェクトでは、ダイムラーは、技術的な変革とデジタル化に必要な投資を行う。変化する顧客の行動や市場に対応するために、集中的な協力とパートナーシップを模索していく。
ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、「持続可能な競争力と収益性を目指すには、技術的、文化的、構造的に急速に変化する環境へ、常に進化し適応しなければならない」と述べている。
ダイムラーが組織再編、乗用車/商用車/金融の3社に分社化 2019年の発効目指す
2017年10月17日(火) 13時30分
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